公開実験「AIチームはサイトを育てられるか」第6回
YUTORUは、人間CEOと4人のAI社員で再構築と記事制作を進め、公開記事が23本になりました。ここまでで分かった、AIチーム運営のよいところとよくないところを整理します。
AIチーム運営のメリット
1.人間の作業時間を減らせる
記事構成、本文、WordPressへの入力、リンク確認までをAIが担当できるため、人間は判断に集中できます。複数の記事を共通方針でまとめて準備できることも強みです。
2.確認作業を繰り返せる
H1、canonical、noindex、GA4、リンク、画面のはみ出しなど、決めた項目を毎回確認できます。人間には退屈な点検でも、手順として固定しやすい仕事です。
3.編集と開発をつなげられる
文章だけでなく、導線や計測まで同じ目的に合わせて変更できます。「記事を書いて終わり」にならず、読者の次の行動まで設計できます。
AIチーム運営のデメリット
1.普通のサイトになりやすい
AIは一般的な正解を集めるのが得意です。そのまま任せると、整っているけれど特徴のないサイトになります。運営者の経験、失敗、価値観を意識して加えなければ、読む理由は生まれません。
2.指示と確認の負担が残る
完成の基準が曖昧だと、修正の往復が増えます。AI社員を増やしても、情報共有が不十分なら同じ確認を繰り返します。自動化する前に運営ルールを整える必要があります。
3.人間にしか決められないことがある
公開してよいか、広告を置くべきか、何をサイトの個性にするか。こうした判断と責任は人間に残ります。AIが作業を主導しても、完全放置の運営にはなりません。
現時点の結論
AIチームは、サイトを「つくる」ことはできます。しかし、サイトを「育てる」には、検索流入、読者の行動、収益、人間の作業時間を継続して確認する必要があります。23記事は完成ではなく、ようやく検証を始められる状態です。
今後は、検索表示回数、クリック数、診断ツールの利用、収益、AI自律率、CEO拘束時間を記録します。うまくいかなければ、結果も含めて公開します。
向いている人・向いていない人
向いているのは、目的と判断基準を決め、結果を見ながら改善できる人です。向いていないのは、一度指示すればAIがすべて自動で運営してくれると考えている人です。
答えはまだ出ていません。だからこそ、この連載を続けます。